マッケソン(MCK)FY2026:売上高$403B・GAAP EPS +49%、しかし実質営業利益の成長は約10〜19%にとどまる
数値はすべて、2026年3月31日に終了した事業年度に係るマッケソンのフォーム10-K、および同社の2026年5月7日付第4四半期・通期決算発表に基づく。金額は米ドル建て。
マッケソンのFY2026 GAAP希薄化後EPSは49.2%増の$38.38となった。ただし、事業そのものの改善ペースはその約5分の1にとどまる。売上高は$403.4 billion(+12.4%)を突破し、営業利益は$4,422 millionから$6,212 millionへと急増した。しかし、ノルウェー事業売却による純利益$480 million、$210 millionのLIFO評価差益、および前年に計上した$667 millionのカナダ評価替え損の消滅が相まって、この変動幅の大部分を占める。両期の一時的要因を除いた実質営業利益の成長率は約10%にとどまる。この乖離が重要なのは、マッケソンが腫瘍内科・眼科クリニックへのマジョリティ出資取得、ノルウェー事業の売却、アポロをマイノリティ・パートナーとするメディカル・サージカル・ソリューション部門の分離準備を同時並行で進めながら、粗利益率わずか3.6%でしかも縮小傾向にある事業を運営し続けているからだ。
