オールステート (ALL) 2026年第2四半期:EPSは61%増の12.51ドル、実質マージンは横ばい
オールステートの今四半期の見出し指標は真に力強いが、マージンの話ではない。希薄化後1株当たり利益は61.2%増の12.51ドルとなり、損害保険の合算率は4.5ポイント改善して86.6となった。しかし、大規模災害および前年度準備金取崩しを除いた合算率はほとんど動かず、前年の79.5に対して79.4と、わずか0.1ポイントの改善にとどまった。同社独自の調整後(営業)指標も同じことをより明確に示している。1株当たり調整後純利益は8.99ドルで51.3%増となり、GAAP基準の61.2%増を大きく下回った。これは、GAAP数値に営業数値が除外する10億5,500万ドルの投資利益が含まれているためである。
見出し指標の改善は主に、保険会社が四半期ごとにコントロールできない2つの要素によるものだ。前年比13.5%減少して17億2,200万ドルとなった大規模災害損失と、過去の事故年度から取り崩された6億9,200万ドルの準備金である。今四半期が通常の嵐の年からどれほど下回っているかは、長期平均の大規模災害負荷を開示していない10-Qからは判断できない。価格サイクルが成熟しつつある損害保険会社にとって、問題は今四半期が好調だったかどうかではない。その好調さのどれだけが継続可能かという点にある。

